モチベーション
弊アプリの売上を増加させたくて、真面目に取り組もうと思った矢先、自分がAdmobについて知らなさすぎることがこの記事を書くことで発覚したので、きちんとAdmobについて調べてまとめるぞ!
Admobの報酬型
広告には基本的にクリック報酬型とインプレッション型があります。
クリック報酬型 | 広告をクリックしたことで報酬が発生 |
インプレッション型 | 広告の表示回数によって報酬が発生 |
Admobはどちらにも対応しているのか、それとも一方だけなのか。調べると
現在のところ、インプレッション単価制のバナー広告とインタースティシャル広告のご利用は、一部のパブリッシャー様に限らせていただいております。 (中略)
...インプレッション単価制の広告やインタースティシャル広告を掲載する要件を満たしている場合は、Google の AdMob チームからお客様へ直接ご連絡いたします。 (https://support.google.com/admob/answer/9680863?hl=ja)
とありました。他にも色々調べたんですが、
アプリに表示された広告のクリック数、表示回数、その他のインタラクションに基づき、Google や第三者広告ネットワークから収益を受け取ることができます。 (https://support.google.com/admob/answer/7356092?hl=ja)
くらいの情報しか見つけられませんでした。最初に挙げた2つ以外の報酬の型が存在する可能性もありますが、インプレッション型が無い(自分は連絡が来ていないから)となれば、基本的にはクリック報酬型と考えて良さそうです。だから、今後はAdmobの報酬を考える際はクリック報酬型として計算等していこうと思います。
(追加調査) Admobのレポートを見ていたのですが、弊アプリでは、ある時期にクリック数0回で1円の収益が発生していました。ただインプレッション型という連絡ももらっていないので謎ですが、ただまぁ130回の広告表示で1円の収益というところで、かなりインパクトが弱いのでやはり無視しようと思います。
クリック単価と業界の関係
投資とか不動産とかの広告はクリック単価が高いらしい、ということを聞いたことがある。どういうことか調べてみる。
まず、自分の日次収益の一部を抜粋すると、以下のような状態だった。
見積もり収益額 | クリック数 | 報酬/クリック数 |
---|---|---|
9円 | 1回 | 9円/回 |
31円 | 3回 | 10.3円/回 |
44円 | 3回 | 14.7円/回 |
やはりバラつきはあるみたい。仕組みとしては、広告を掲載したい人がGoogleにお金を払う。その払った金額が弊アプリの広告収入になるので、つまりこのクリック単価の話をするためには、広告を掲載する側の話が欠かせない。というわけで、Google広告から自分が広告を作ろうとしてみた。すると以下の画面にたどり着いた。
宣伝したいものを「スマホアプリ」と仮定して、アプリの予算を設定するページを見てみると、上記のような3つのプランが出てきた。試しに一番上のコースで単価を計算すると、
42,600円/((510回 + 870回)/2)=61.7円/回 となる。
では今度は、単価が高いらしいお金に近い業界で設定してみる。
一番上のコースで単価を計算すると、
30,400/((70回 + 130回)/2)=304円/回!!となる!!高い!
こういった業界の違いでやはり単価が変わってきているんですね。業界によって広告にかけられる予算が違うから、その違いがそのまま広告のクリック報酬に響いているというのがこれを見るとよくわかりました。
結局、たしかに噂通り業界によって単価が違いそう、というのは分かったけど、これはそもそも存在するはずの「単価決定ロジック」の結果導かれた結論なだけで、根本のロジックはまだ全然追えていない。ということで、単価決定ロジックをもう少し追いたい。
表示される広告とクリック単価の決定ロジック
クリック単価の決定ロジックを追うには、まず表示される広告がどう決まるかを調べる必要がありそうなので、そこを調べてみる。
- ユーザーに興味のあるものがいい感じで表示されるらしい
- どの広告を表示するかはオークションにて決めるらしい
ということは聞いたことがあった。で、色々探すと以下のページにたどり着いた。
👆には表示する候補となる広告を選ぶ、「広告のターゲティング」について書かれていて、簡単にまとめると
コンテンツターゲティング | ページに表示されているコンテンツに合った広告 |
プレースメントターゲティング | 広告主が掲載先を自分で指定 |
パーソナライズドターゲティング | ユーザーの興味や関心に合わせた広告 |
という感じ(ネットワーク掲載ターゲティングは省略)。まぁなるほどなぁって感じだ。ただちょっと気になるのは、このページはadsenseのページなんだけど、Admobでも同じようにターゲティングされるのかな?って思っていて、特にコンテンツターゲティングはモバイルアプリでは難しいのでは??と思った。そして調べると、、、
それっぽいのを見つけた。つまり、広告をAdmobで表示する際に、そのアプリの画面と対応するURLを渡せば、そのURLのページの内容に合った広告をモバイル側に表示してくれる、というものっぽい。なるほどなぁ〜〜〜という感じ。どうでも良いけど、👆のページの最下部あたりにあるソースコードのサンプルフォーマットひどすぎるwww
さて、こういった方法である広告枠に表示する広告の候補一覧が決まったら、オークションによって広告が決まる。この記事が詳しかった。
クリック単価の調査にはあまり関係無いけど、例えば100円で入札した人と300円で入札した人がいたとして、結局300円の方が落札するんだけど、支払額は101円となる仕組みはめっちゃ面白い!普通オークションって設けたいから言い値を払わないといけないけど、かなり親切設計になってる。
という感じで、実際にはいくら払うかってのは他の広告主とのオークションで決まるから、最初にGoogle広告で試したときも、あくまで「予算」だったんすね。
クリック単価の話に戻すと、この広告主が支払う金額の何%かがもらえる感じなんでしょうね。
まとめ
クリックの単価決定や、表示される広告の候補を絞り込むロジックはやはりざっくりとしか説明されていないので、これくらいが調査の限界かなぁという感じ。結論としては、
- Admobを使う場合、クリック報酬型のみ意識すればOK
- クリック率に影響が無く、クリック単価のみに作用する変数を見つけるのは難しい
- クリック単価 = 広告主の資金力 としてしまうと、資金力のある広告主による広告ばかりを表示した場合、クリック率が下がる可能性がある
- 強いて言えば、全体的に好景気になればみんな広告費にバンバン使うから、単価があがるかも。コロナで広告収入が減ったとかいう話もあったね。まぁあまり意味のない結論ではある。
- グーグル、3月の広告収入は大幅減 変わる検索傾向:朝日新聞デジタル とか 新型コロナ感染拡大で広告収入減に苦しむメディアに対する支援を決定(スイス) | ビジネス短信 - ジェトロ とかね
- 売上増加を狙うには、クリック数を上げる施策を打ちつつ、クリック単価×クリック率が最大になる広告をチューニングする感じになるのかな
- いっぱい調べた割には平凡な結論😅 まぁでも調査するってことが大事✌
結構知識も増えてきたし、再度どうやったら売上を増やせるか考えてみようかな!!